広い家はもういらない
5DK140㎡二階建て一戸建て庭付き賃貸住宅から、3DK62㎡賃貸マンションへ引っ越した管理人ですが、今の正直な感想は、
広い家はもういらない!
というものです。
とかく、広い家への憧ればかりが語られますが、通常家を買うのは、20代とか30代でこどもが小さい頃だと思うんですよね。
そのころって、こどもと楽しく暮らせる素敵な我が家のイメージがあると思うのですが、では、こどもが巣立って、年をとったらどうなると思いますか?
折しも、40代半ば、こどもが一人大学生になって、一人暮らしを始めたので、家族三人になった我が家の現状をまじえておはなししたいと思います。
広い家は掃除が大変
まず、広い家は掃除が大変です。
おまけに、一階と二階といったりきたりしなくてはなりません。
旧居は、本当に掃除が大変でしたが、賃貸マンションにうつってからは、掃除が楽チンで本当に助かってます。
あまり体が丈夫でないため、それが何より嬉しいです。
年をとると二階に上がれなくなる
まあね、40代くらいなら、しんどいな、と思いつつ、二階くらい上がれます。
しかし、これが、70代になってくると、足が痛くなって、二階へ上がることすらできなくなります。
二階は上がれないので、物置にすらできません。
こどもが近くにいれば、物置がわりに物を動かしてくれますが、すぐ近くにいなければ、無用の長物です。
比べると、平屋やマンションは、とにかく移動が楽。
家へ入るまでは、年をとったらエレベーターのあるマンションでないと厳しいと思いますが、基本家の中の移動は楽チンです。
物が少ない方が管理が楽
今回、面積が半分以下の賃貸マンションへ引っ越しする、ということで、超断捨離決行!
いらないものをとにかく捨てまくりました。
本当、もったいないなと思いました。
そして、広い家って、いらないものがたまるなあと思いました。
狭い家だと居住スペースを圧迫するので、不要なものをどんどん捨てないと暮らせませんが、広い家だと、スペースがあるからついついとっておきたくなるんですよね。
その結果、いらないものがどんどんたまっていく。
今回、40代半ばで引っ越せたわたしは幸運だと思います。
なぜなら、この年代ならまだ、不要なゴミをどんどん自分でゴミ処理場へ運んで処理できます。
それでも、かなりしんどかったです。
これが、60代や、70代になったらどうでしょう。
実際、断捨離シンクロニシティでしょうか、実家の70代の母が断捨離を始めたのですが、ゴミを捨てに行くのは、父や母は車を持ってないので、わたしが何回か捨てに行きました。
片づけるのも、しんどい、と言っていました。
そして、結局不要品を整理できないままあの世へ旅立ってしまうと、遺族が悲鳴を上げながら大量のゴミを処分することになるわけです。
わたしも、こどもにはそんな苦労はさせたくないので、年をとるごとに、軽やかに生きてゆけるようになろうと思います。
狭い方が結局暮らしやすい
欧米への憧れでしょうか、日本人はうさぎ小屋に住んでいるなどと言われたせいか、広い一軒家に憧れることになったのでしょう。
しかし、本当にそんな広いスペースが必要なのでしょうか。
自分に必要なものを必要なだけ。
その方が、軽やかに人生を生きてゆける気がします。
また、ライフステージに合わせて、引っ越しができるのは、賃貸の利点です。
むしろ、地震の活動期に入った日本では、賃貸の方が、万が一地震で建物に被害が及んだ場合、二重に借金を背負わなくてすむので、気楽で良いのではないか、と思っています。
もちろん、人それぞれ考え方があるとは思います。
わたしは、ライフステージに合わせて、住まいをダウンサイジングできる方が自分には向いていると思いました。
まあ、賃貸マンションは、周りの住人によっては、うるさいですけどね。
それでもまだ広い家に憧れる方は、以下に紹介する本を読んでみてください。
考えが変わるかもしれません。
あ、それか、賃貸で一度広い家に住んでみるのもいいですね。
諸費用はかかりますけれどね。